PFCバランスを意識しても体重が動かないときに見直したい3つの視点
はじめに
PFC バランスを意識して食事を記録していても、体重の変化が思っていたものと違うと感じることがあります。体重の変わり方は、体格・体を動かす量・睡眠・体調など、多くのことによって人それぞれです。この記事は、体重が変わることを約束するものではありません。
ここでは、自分の記録を見直すときの視点を 3 つ紹介します。どれも「こうすれば変わる」という方法ではなく、記録を正しく読むための確認の観点です。
なお、体重が短い期間で大きく変わった、食欲や体調に気になる変化がある、といった場合は、記録の見直しより先に、医師などの専門家に相談してください。
視点 1:記録の抜けと、量の見積もり
記録をもとに考えるときは、まず記録そのものが実際の食事に近いかを確かめます。
記録の抜けがないか
たとえば、次のようなものは、記録し忘れやすいものの例です。
- 間食や、少しだけつまんだもの
- 飲み物(砂糖やミルクを入れたものなど)
- 調理に使った油や、ドレッシング・ソースなどの調味料
- 外食や、人と一緒にとった食事
抜けがあると、記録の合計は実際より少なくなります。全部を正確に記録するのは難しいので、「抜けやすいものがある」と知っておくだけでも、記録の読み方が変わります。記録を続ける工夫は、食事の記録を続けるコツで紹介しています。
量の見積もりがずれていないか
「1 人前」「ひと皿」などの量は、見た目で見積もると、実際の重さとずれることがあります。ときどき、はかりで重さを量ってみると、自分の見積もりの傾向が分かります。
アプリ「PFC Balance」では、食品を記録するときに「倍率で入力」と「実量で入力」を選べます。重さが分かるときは、「実量で入力」を使うと、見積もりのずれを減らせます。
分からない値を 0 にしていないか
栄養の値が分からない食品を、0 として記録すると、合計が実際より少なく見えます。アプリでは、値が分からない食品を含む日は「データ不明あり」と表示し、分かっている値だけで合計します。不明な分を 0 として扱うことはありません。
視点 2:割合だけでなく、エネルギーの合計も見る
PFC バランスは、エネルギーの合計のうちの「割合」です。割合が自分の目標の範囲にあっても、エネルギーの合計そのものが目標と離れていることがあります。
たとえば、割合は変わらないまま、全体の量が増えたり減ったりすることもあります。記録を見直すときは、次の 2 つを分けて確かめると、状況を整理しやすくなります。
- 割合:たんぱく質・脂質・炭水化物の割合は、目標とくらべてどうか。
- 合計:エネルギーの合計(kcal)は、目標とくらべてどうか。
アプリでは、今日の画面で、エネルギー(摂取カロリーと目標との差)と「エネルギー比率(目安)」を、それぞれ確かめられます。
また、目標の値そのものが、今の自分に合っているかを見直すことも一つの視点です。目標の決め方は、PFCバランスとは?基本の考え方と、目標の立て方の目安で説明しています。目標を大きく変えたいときや、体調に関わる不安があるときは、専門家に相談してください。
視点 3:期間の見方
体重は、食事の量だけでなく、体の中の水分や食事の時間、計る時間帯などによっても、日ごとに変わることがあります。1 日ごとの増減だけを見ると、全体の流れが分かりにくくなります。
同じ条件で計る
毎日計る場合は、起きてすぐ、などのように、なるべく同じ条件で計ると、くらべやすくなります。
1 日ではなく、週の単位で見る
食事の記録も、1 日ごとの多い・少ないより、1 週間ほどの単位で見ると傾向が分かりやすくなります。アプリの週間の画面では、「日別(この週)」と「週別」を切り替えて、1 週間の日ごとの記録と、週ごとの平均を見られます。
記録のない日は「未記録」と表示され、平均の計算には含まれません。記録のない日を 0 として平均すると、実際より少なく見えてしまうためです。週別の表の「記録 N / M 日」で、その週に何日分の記録があるかも確かめられます。
まとめ
体重の変化が思っていたものと違うときは、次の 3 つの視点で、まず記録を見直してみます。
- 記録の抜けや、量の見積もりのずれがないか。
- 割合だけでなく、エネルギーの合計も目標とくらべているか。
- 1 日ではなく、ある程度の期間で見ているか。
どの視点も、記録を正しく読むための確認です。体重の変化には個人差があり、記録の見直しで変わるとは限りません。体調や体重の変化に不安があるときは、医師や管理栄養士などの専門家に相談してください。
この記事の内容は一般的な目安です。医療・診断・治療の代わりではありません。